高松宮妃喜久子殿下
父上は徳川慶久公爵、母上は有栖川宮家王女の実枝子様の次女としてお生まれになりました。御祖父は第15代将軍、徳川慶喜公で、お祖父様の慶喜公とお父様の慶久公から一字を取って「喜久子」と名付けられました。 昭和4年に女子学習院をご卒業され、翌年、高松宮宣仁親王殿下とご結婚されました。 |
御祖父様と |
妃殿下が、がん撲滅のために活動を始められたのは、昭和8年にお母様をがんで亡くされたときのつらく悲しいお気持ちからでした。 |
(平成4年4月) 研究助成金贈呈式にて |
高松宮妃殿下ご略歴
明治44年(1911年)12月26日 | ご誕生 |
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昭和4年(1929年) | 女子学習院本科をご卒業 |
昭和5年(1930年)2月4日 | 高松宮宣仁親王殿下とご結婚 |
同年4月21日 | 天皇陛下の御名代(※)の高松宮殿下とご一緒に横浜港をご出帆 欧米諸国26カ国を1年2ヶ月にわたり訪問される ※イギリスでは国王ジョージ五世に天皇陛下よりの菊花大綬章を御贈進 スペインでは国王アルフォンソ13世に菊花頸飾を御贈進 (昭和5年2月4日) ロンドンにて |
昭和6年(1931年)6月11日 | ご帰国 |
昭和8年(1933年) | 母君をがんで亡くされる |
昭和9年(1934年) | 財団法人癌研究会にラジウムを寄附される |
昭和28年(1953年) | 同級生となでしこ会を設立され、様々なチャリティー活動を通じてがん研究の支援をされる |
昭和43年(1968年)4月20日 | 財団法人高松宮妃癌研究基金設立 名誉総裁ご就任 |
平成4年(1992年)1月 | 米国癌学会刊行『CANCER RESEARCH』誌の表紙にお写真が掲載される 国際的な学問の推進を後援される方として掲載される。 記事は「世界の偉大なレディの一人」との一文で結ばれている。 |
平成16年(2004年)12月18日 | 薨去 |
平成23年(2011年)12月26日 | ご生誕100周年 |