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国際シンポジウム
International Symposia

[1] 高松宮妃癌研究基金国際シンポジウムの開催(昭和45年開始)
当財団で選考した組織委員長が中心となり、国の内外から招聘する
がん研究者と討論者による質の高い国際シンポジウムを開催します。
また、同シンポジウムの特別セッションで、中原記念講演賞を授与します。

[2] 国際シンポジウムの助成(平成26年開始)
日本国内において、がん研究に関する学会等の団体が主催する国際シンポジウムの開催を助成します。

 


[1] 高松宮妃癌研究基金国際シンポジウムの開催

 

第51回高松宮妃癌研究基金国際シンポジウム (2023年度)  

テ ー マ 環境ががんの発生とクローン進化に与える影響
“Environmental Impact on Clonal Evolution and Cancer Development
日  時 2023年11月14日(火) 〜 11月16日(木) (3日間)   
会  場 パレスホテル東京
組織委員
委員長 津田 洋幸 博士 名古屋市立大学特任教授
委 員 Dr.Alan Balmain Professor, Helen Diller Family Comprehensive Cancer Center
University of California, San Francisco
石川 冬木 博士 京都大学学術研究展開センターセンター長
中釜   斉 博士 国立がん研究センター理事長
戸塚 ゆ加里 博士 日本大学教授
     

本シンポジウムは終了いたしました。

過去のシンポジウム記録集のPDFはこちら
2019年第50回  2018年第49回  ・2017年第48回  ・2016年第47回  ・2015年第46回  ・2014年第45回


 

中原記念講演賞
Nakahara Memorial Lecture Prizes

当財団の高松宮妃癌研究基金国際シンポジウムをはじめ学術活動の基盤確立に尽力された故中原和郎博士の功績を称え遺徳を偲ぶため、業績顕著な学者に記念講演を依頼し記念の盾と副賞50万円を贈呈しています。
講演は国際シンポジウムの特別セッションで行われます。

中原和郎博士は、1918年米国コーネル大学を卒業され、帰国後は伝染病研究所、理化学研究所、癌研究会癌研究所長を経て、1962年国立がんセンターの設立に伴い、初代研究所長として同センターに移られ、1974年、総長に就任されましたが、1976年1月21日、心筋梗塞により惜しくもご逝去されました。享年79歳。

博士は、発がん物質による突然変異の研究から分子腫瘍学への道を開いた我が国がん研究の先覚者であり、国立がんセンター総長の要職にありながら、ご逝去の直前まで自ら実験を続けられたという、その研究に対する真摯な情熱と相まって、今も内外から高い畏敬の念を集めています。

また博士は、1968年の高松宮妃癌研究基金設立当初の学術委員として、当財団の学術活動の基盤整備に尽力され、特に「プリンセス・タカマツ・シンポジウム」として世界的に極めて高い評価を得ている国際シンポジウムの創設に中心的な役割を果たされました。
当財団では、博士の遺徳を偲び、業績を称える意味で、1977年の第8回国際シンポジウムから「中原記念講演」を行なうこととし、毎年、業績顕著な学者に依頼して、シンポジウムの特別のセッションにおいて記念講演を行い、終了後に講演者に対し記念の楯を贈呈してまいりましたが、この記念講演を一層意義あらしめるために、2004年から「中原記念講演賞」を創設し、講演者に対し副賞を贈呈することとなりました。

中原記念講演 (2023年度) 

日   時 2023年11月15日(水) 
会   場 パレスホテル東京
講 演 者 Dr. Arthur O. Grollman
ストーニーブルック大学教授
演   題 Environmental Carcinogenesis, Mutational Signatures and Rational Drug Design
環境発がん、変異シグネチャー、そして合理的ドラッグデザイン



[2] 国際シンポジウム開催の助成

令和5年度の助成先は次の通りです。

日本癌学会 

名  称  第82回日本癌学会学術総会における JCA-AACR Joint Symposia
テーマ ようこそ新しい時代へ Welcome to the New Era
日  時 2023年9月21日~9月23日
会  場 パシフィコ横浜 会議センター・展示ホールAB